お陰さまでストーリーが思い浮かんできました
どうもありがとうです
将来の道が全然見えないんですが、
まぁこれはまた別の問題
母の日特集
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ゆっくりとした昼下がり
眠る少年たちの顔を木の影がちらつく
はてさてどんな夢を見ているのやら……
「折り紙って知ってる?」
「なぁにそれ」
「こうやってね紙を折って形を作っていくんだ」
小さな手でも器用に折られた紙が華の形を成していく
「皆で作って、あげようよ」
「ほら、シュリも一緒に作ろう」
金髪の手が灰髪に伸びる
ぎこちなく掴まれた手
金色の目が太陽に光っていた
「これを私に?」
「はい 術で作りました」
小さな小さな宝石のような輝きを出す石ころ
髪の長い少女のような容姿の少年の手に輝いていた
「あなた一人で?」
「いえ…」
その、とまごつく小さな少年には嘘がつけなかった
どうして血がつながっているのに、自分には才能がないのか
「いいのよ、それで」それでもいいの
大切にするわ、そう手が重ねられた
「お兄様ですか?」
「いる・・・らしいのよ」
「らしい・・・??」
「うん、詳しい事は伏せられていて分からないのだけれど」
とても綺麗な方らしいのよ
「お会いしてみたいな、お兄様に」
「私も会ってみたいわ」
少女と女性の小さな願い
その願いがかなう日はくるのか
「はぁ?」
「はぁ?じゃない」
リシードとアークの顔が向かい合う
「俺とお前で、料理を作る・・・!?!?」
「旦那様の提案だ」
無難なカレーでもどうかと
「ま、仕方ないか」
2人が向かったキッチンが壮絶な廃墟と化すまであと何分?
「ラトス、やったぞ」実験は成功だ
俺の理論は間違っていない「方針はこのままで行こう!」
「スウィザー、ドゥーム、協力してくれないか?」
瞬く間に部屋の中が忙しくなる
新しい兄弟がまた増える、そんな嬉しさが皆を包んだ
名前はどうしようか
どんな子が増えたのか
部屋の中のフラスコが太陽に当てられスペクトルを作り出していた
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誰が誰なのかは思いっきりネタバレしてるので秘密
一応メイン5人衆です