ものすごい風と雨でした
かさが、壊れそう。。。
もうそんな時期なんだね
今現在、なんちゃって推理物を書いているんですが
正直、こっちの方が書きやすい事に気付いた
トリックとか考えるのは面倒だけど
事件発生→推理→解決っていう流れがすでに決まっているので
自分で起結考えるファンタジーよりはずっとやりやすい
まぁ、私の場合多少頑張っても(ry
どうでもいいんですが
骸様のサーキュレーションがかなり可愛かった
------
「藤崎西駅では女性が多いですね」
「俺もそれは思った」
立花さんの発言に皇が賛同する
「そして、藤崎西の女性に絞ってみると、
全員が若い女性…高校から 20 代って事が分かる」
中学生は立花さんが初めてみたいだけど
皇は既に気付いていたらしく、焦点を絞った資料が出てきた
「なんか共通点とかないのか?」
手すりに腰掛けていた海寺が立ち上がる
「あるよ ピンクの服を着ていたって事だ」
「私もピンクのスカートをはいていました」
「それか……」
俺も資料を見てみる
藤崎西駅での女性の事故をまとめたもの
ここ数年でもう何人も亡くなっていた
さすがに遺体の写真はなかったが
服装の再現と持ち物の写真はあった
「何か対策はなされなかったのですか?」
「うーん、駅員を配備したり、監視カメラ付けたりしたみたいだけど
カメラの故障とかそういう隙を突かれている」
XX 月 XX 日水曜日 19 時 38 分
会社帰りの 20 代の OL が線路に転落
黒いスーツにピンクのブラウス、サファイヤのネックレス、
水色のキーホルダーがついた黒い鞄、黒いパンプス
XX 月 XX 日金曜日 7 時 13 分
登校中の 10 代の女子高校生が線路に転落
茶色いブレザーにピンクのスカーフ
高校生用の鞄に、キーホルダーが幾つか
XX 月 XX 日月曜日 13 時 58 分
買い物帰りの 20 代の主婦が線路に転落
灰色のシャツに黒いロングスカート
買い物袋 2 つにパールの指輪が 1 つ
他にも何人かいたが、
確かに 20 代の主婦以外は全ての人がピンクの物を身に着けていた
そんな折、後ろから声がした
「何してるんだ?」久しぶり
「神埼」
東雲の制服を着た少年・神埼が公園の中まで来ていた
「お前こそ、何してんだよ」
海寺が小突く
「ちょっと散歩さ」
神埼は俺たちの持つ資料を見ると、
あぁ、藤崎西の事故か……と頷いた
「先週の土曜もあったみたいだね
中学生とか聞いたけど、もしかして」
「はい、私です」
「よく無事だったね」
「とても綺麗な…高校生の女性に助けてもらいました」
神埼が一瞬きょとんとするものの、よかったなと笑いかけた
「恐らく、タムラ ナナって方です」
「え? 名乗ったのか?」
らしくもなく神埼が驚きを見せた
「いや、俺が置き捨てられた鞄のタグを見た」
「あぁ」
神埼が何かに納得する
そういえば、あの鞄どうなったんだろうか
「あ、あの私思うんですけど」
勇気を振り絞ったかのように立花さんが発言する
「私今度の土曜日もまた藤崎西駅へ行こうと思います」同じ服を着て
「……囮になるって事?」
神埼の顔が険しくなる
「はい、警察の方にも事情を説明して…」
「無理だと思うな」
皇が牽制した「そんな一般の中学生を囮にするなんて許可されないだろう」
それに、本当に落ちたらどうする?
「またタムラさんに助けてもらうのか?」
「それは……」
「俺たちでなんとかすればいいんじゃねぇの?」そういう事だろ?
反対する皇に海寺が助け船を出す
「でも殺したはずの女の子が生きてたら、必ず狙ってくると思うんです」
立花さんの目には強い決意が見られる
ちょっとやそっとの説得ではひきそうになかった
「じゃあ、やってみるか?」
「神埼!!」
「どうしてもやりたいなら、俺たちも全力で協力するよ」
「久遠、お前はどう思う?」
「正直、犯人を捕まえたい気持ちは強いな」
立花さんは全力で守る方向で
皇はため息を 1 つつくと、渋々わかったと了承した
「では私、同じ時間に同じホームで同じ服を着てますね」
立花さんの言葉に 3 人が頷く
「ちょっと待った
あと、神埼か皇のどちらかに協力してほしいんだけど」
俺は皇の用意した資料を見た
------
名前を考える必要のないストーリーなので
結構楽です(笑)