疲れて、目がチカチカします。。。
これ、今週末の更新難しいかも
進めたい気持ちはあるんですが、睡魔に負けてる(笑)
なんて言い訳してても何にもならないんで
とりあえず、中途半端だった紅 5 話を終わらせます
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「宝石だよ」
「宝石?」あぁ、確か皆着けていたな
皇は以前持っていた事故の資料を取り出して見る
「これさ」
俺は立花さんにもらったパンフレットを出す
「この宝石店で買った宝石を持っていた人が狙われたのですか?」
「いや、どこで買ったか…じゃなくて、何を持っていたか、だ」
俺はパンフレットのある部分を指差して見せる
そこには曜日石が書いてあった
水曜日サファイヤ、土曜日ダイヤモンド、日曜日トパーズ、等
「つまり、その曜日に合った曜日石を持っている女性を狙ったってことか」
神埼はパンフレットを見ながら頷く
「よくわかったな だから俺たちにトパーズのネックレスを借りれないか聞いたのか」
「まぁ、な」
そして、俺は抱えていた疑問に向かった
「ナギサワって、前のイザナミとかスサノオとかの仲間なんだよな?」
「久遠の推理を聞かせてもらおうか?」
神埼が笑みを浮かべた
「あぁ」
俺は一呼吸をする
「宝石の共通点を見つけたものの、なんでそんな事が出来るのか疑問だったんだ
近くに宝石店があるとはいえ、その曜日にあった宝石を身につけてる女性なんて珍しい
相当な時間をかけないとそんな確率には出会えないさ
資料を見ても、年単位で起こっている事件だったしな
学生や社会人には無理な犯行だ
そしてもう 1 つ
目撃証言がない事だ 立花さんが落ちた時も俺は犯人を見ていない
今までの事件でも目撃証言が殆どないから、かなりの早業で犯行を行っている事となる
つまりはイザナミのような組織の一員という可能性が出てくる」
実際、皇と神埼も苦戦していたしな
「見事だな」
皇と神埼が拍手をする
「ってか、お前 六華楓藍も渚羽も知らないとか」よくそれで探偵できるな
海寺の笑みが妙に鋭かった
「海寺君は知っているのですか?」
「あぁ、武道派一族だろ?世界最強とか言われている
実力社会の実力序列で、その頂点がイロハとかいう名前だろ?」
以前のカイル=マーティンの時と言い、海寺はこういう方面では博識なようだ
「海寺の言うとおりだな」
皇が頷く
「キョウと名乗った犯人は第 37 位だから、単純に世界 37 位とも言える」
「ではあのタムラさんも渚羽なのですか?」
立花さんが鋭い質問を放つ
神埼はあぁ、と頷いた
「電車が来る刹那に突き落とされた立花さんをホーム下へ避難させる身体能力と
綺麗だったって事でなんとなく予想はしていたけどな」
名前を聞いて確信した
ふと皇を見ると顔がやや赤かった
「彼女は渚羽序列第 3 位の渚羽 蓮花[ナギサワ レンカ]様だ」
「3!? 世界 3 位!?」
あの綺麗な女性が??
神埼の言葉に海寺がえ~と大きな驚きを見せた
立花さんさえも驚きを隠しきれていない
まぁ、第 37 位と第 3 位なら実力は圧倒的だよな
というより……俺はもう 1 つの疑問を投げかけた
「なぁ皇、お前その蓮花って人知ってるのか?」
「え? ま、まぁな」
「もしかして…」
・・・・・・・・・
「そうか、皇は年上好きか」
海寺の含みを込めた笑みに、皇は視線をそらす
皇の意外な一面を見ながら、俺はすっかり暮れてしまった夕焼けに和んでいた
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予定通りいけば、次回楓藍の正体に (少し) 迫れます(笑)