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日々思うこととか、アニメの感想とか かなり気まぐれです ネタバレ要注意!
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に、2年 (3年) ぶりの更新・・・です・・・

「緑色の砂」
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「やっべ、旦那様だ」
「え?」
「逃げるぞ、リシード」
「えぇ??」

だかだかと走る音が洞窟内に反響する
見つかったらヤバい、そう確信している彼らは後ろを振り返る事もなく走り去っていった


何がなんだかよくわからないリシードが一人、後に残された



「ふん、お前らか」・・・まったく
後ろから懐中電灯で照らされる
リシードがハッと後ろを向くと、旦那様と言われた男性が呆れ顔を向けた

眩しさに慣れたころに、男性の容姿がはっきりとわかってくる
家の中だというのにピシッと着こなされたスーツに家の主たる威厳
ザサンタルは懐中電灯の先をリシードからずらした


「・・・・・・ごめんなさい」
よく事情はわからないが、多分入ってはいけないところだったのだろう
そう思ったリシードは口先だけでも謝っておくことにした

「まあよい」出入りを禁じた覚えはないからな
「・・・ありがとうございます」
「許可した覚えもないが」
「旦那様・・・」

「別に咎めはせん」
ザサンタルはフッと笑みを浮かべた「私もよく面白半分に忍び込んだものだ」



呪文が洞窟内に響く
響くがゆえに、何と言っているかはわからない

呪文を言い終えた後に、ゆっくりと洞窟内の明かりがついた

眩しくもなく遅くもなく
天井付近の電灯から黄色い光が洞窟に広がっていく


「恐らくコレだろう?」
ザサンタルは視線を移す
その先には緑色に光輝く壁があった

光を当てることで、緑色に光輝く壁
・・・・・否、光っているのは洞窟の壁を構成する、岩


「旦那様、これは・・・」
「フェーラニウム・ラヌ・ディファライトだ」やはり、付き合わされただけか

近くの岩を見るも、岩が光っているようにしか見えない
まるで、宝石のように光を放つ岩にリシードは見入っていた

「奇麗だろう?」
「はい」
「これは、本来ならば海の中でしか採れない貴重な鉱物でな
 地上では恐らくここを含め幾か所もないだろう

 光っているのは岩ではなく、その中に含まれる砂なのだ
 この緑色の砂には特別な力があってな、それゆえ価値も高い」

「そんなものが、このお屋敷に・・・」
リシードがそっと触れるも手には付かない
好奇心から爪を立ててみたが、爪が緑色に光る事はなかった

「私も子供の頃いろいろ試したのだがな、無理だった」
リシードの横から覗き込むようにザサンタルが笑いかける

「なんでも、海の中なら簡単に採れるそうだが、地上では特殊な方法を使わんと採れないそうだ」
逃げた奴らにも言っておいてやれ

「はい」
「海の中だからと塩水をかけても無駄だともな」
「はい」
ザサンタルが昔を思い出すように笑うと、リシードもつられて笑った




確かに
何か特別な力があり気なくらい神秘的な光を放っている
見てるだけでも、十分価値はあるのだろう

「もう少し、見ているか?」
「いいのですか?」
確認のはずだが、パッと笑顔になったその顔には見ていたい気持ちが十分に映し出されていて

「あぁ、構わん」
「ありがとうございます」
恐らく屋敷に来てから一番であろう感謝の気持ちを込め、リシードはぺこんと頭を下げた

「私はやる事があるが、気が済んだら好きに出ていくがいい」
「はい」

つまり、邪魔しない限り、気が済むまで見てていい

ザサンタルがなにやら言いだしたが、リシードは何も気に留めずただただ緑色の砂に心を奪われていた














・・・一匹、二匹

やや背の高い草に覆われた草原を歩くスピリタスは空を見やる

「五匹」やはり、あいつか


視線の先には蜂が数匹群れている
こんな草の中に蜂が巣を作るわけもなく、何かと闘っているわけもなく

それがよく知る人物の使いだと確信するのに時間はかからなかった




「スピリタス!!」無事だったか・・・
「・・・クズが」

やや視界が開けた先に、黒いツインテールの頭が見える
スピリタスがあった中では一番長い髪を持つ彼は、スピリタスの姿を見た瞬間、安堵の表情を浮かべた

「何でお前が・・・」
「悪ぃ」
「クズ」

まぁいい、スピリタスはそう言うと1人カイルのいるアジトの方へ動き出した












「あと数日だね」
「何がですの?」
「奴らが来るのがさ」
2台のパソコンに向かいながらカイルはさっぱりと言い放った

「あと数日であの偽リッカの少年が来るのですね」
「あぁ、俺の計算だと、今ゴード対策の真っ最中だろう」
それが、あと数日で終わる

「じゃあこんなわかりやすいアジトを選ぶ必要はないんじゃないですか?」
「そうはいかない」彼を保護しないといけないからね
今彼らがいるアジトは以前もアジトとして使われており、
一度襲撃を受けた事があり、その筋には知られているアジトだった

そんな所に敢えて陣を引くカイル
凡人のロウビィには思いつかない判断だった

「カイル様、敵に釣り野伏せなどと思われないでしょうか?」
「う~ん、わかっていても、偽とはいえリッカの力を持っているからね…
 力押しで通せると思っているんじゃないだろうか」
「そうですか」
スピリタスはカイルと戦術の話を始める
ウィンとロウビィの頭には?マークが浮かんでいた
------

どうやら、私のタイピングは早いらしい・・・
その分間違えてるから意味ないような気もするんだけれど
 

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今年の入部届け完成版をもらってきました

なんか、無双やBASARAが意外に多くて嬉しいのですが
萌語りとやらを一度でいいからやってみたい気分です







それはそうと、

ちょっと前の記事のリンク先やってきました





無双増えてる・・・・・・


以前は勝てたのに・・・

以前無双お市→BASARAお市でおしいっとか言ってたのを思い出す
あと、生徒会長も増えてました


でもね、でもね
後輩君は増えてなかったよ・・・(泣)

まぁ、マニアックといえばマニアックなんだけれど
これ、すごくね?
h + ttp://en.akinator.com/

ちなみに、私は数回勝ちました(笑)

姫まで確認済み
某天使は羽の判断基準で吹いた



BASARA組は負けます
無双組なら勝てます

BASARAの場合、モデルは実在する人物だけど、
非現実のルートで行くのがポイント

先輩はいたけど後輩はいなかったよ(泣)
あとアレだ、生徒会長とか

途中ででてくる忍者はナ○トと忍○ま対策なんだろうな…きっと
今更だけど、ニアって名言(冥言)多いよね

あそこまでサバサバして生きていけたらいいのに








しばらく更新の止まっていた漫画本編
久しぶりにネーム見直したら、とんでもないことになってました

なに、あのいきなりレベルマックス…


まぁ、数年前の私は大まじめに描くつもりだったのだろうけれど、
難しすぎ・・・っ

いい加減次の話にいきたいです
はぁ、漫画の方でもカイルやウィンを書きたいな・・・

寝ても疲れがとれないとか、私いくつだよ・・・




怪物王女、15巻買いました
もう6月なんだよね…
6時7時になってもまだ空が明るい



下に後輩がついたわけですが、
どうも教えることに疎いというか、全然先輩らしくないというか

肝心な事を言い忘れたり、いろいろ説明をすっ飛ばしすぎたりと
ちょっと反省気味

明日ちゃんと伝えないと…


なんかこう、教えるのが上手いというか、
下の子の扱いに慣れている人が羨ましい



まぁ、他にもやるべき事はたくさんあるんだけれどね

考えが全然纏まらなくて同じところをぐるぐるしている状況から
いい加減抜け出さないと、残○なニートのテーゼがリアルになってしまう

微分積分ってなんだっけ?(笑)
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