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日々思うこととか、アニメの感想とか かなり気まぐれです ネタバレ要注意!
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昨日、アホな事して5つも更新したから
力尽きちゃったじゃないかw


ちょっと本編のネームを切りなおそうとか思ったんですが
だめだ、頭が回らない

完全に自滅です
私によくあるパターンです

ガッとやる気がでるんだけど、
しばらくしたら一気にお休みモードへ突入、やる気をなくす

私だけかな…他の人もそうなのかな……


それにしても暑いですね。。。
みなさん、熱中症にはご注意を



本気でこのサイト、
漫画メインだか文メインだかわからなくなってきた…

まぁ、量的には満足してきたので  (どっちも長編に分類できるらしい
あとは、質やね



上手くならないんじゃなくて、上手くなろうとしていないだけかもしれないと
ふと思った

------

人形がどこからか現れ、ハルに向かう
本体は両手で陣を空中に描くと、その陣に手を当て炎を巻き起こした

ハルは持っていた杖でスピリタスの人形を払うと、
杖に当たった人形たちが木端微塵に崩れ去った

「チッ」強化系か…
炎を人形にまとわせ、ハルに向かわせるもそれさえも消されてしまう

「効かないのだよ、私には」降伏したまえ、スピリタス君
ハルが杖を振りかざし、スピリタスに襲いかかる

スピリタスは人形で防御したが、やはり人形は粉々にされてしまった

人に触れたくないという潔癖症の様なスピリタスが
ハルに触れる事はなく、また触れられる事もないように攻撃を避けていた


(スピリタスが押されてる……??)
言った通り、無関係と判断されたロウビィには一切の攻撃が及んでいないものの
スピリタスの魔力の波動が少しずつ弱まっていくのは感じ取れていた

「私はね、天才なのだよ」
「何?」
「ククリ族の限られた者しか持つ事の出来ないという
 負の魔術を手に入れてるのだ」
「……」
「全ての力を打ち消すその術…完璧ではないが」
君の攻撃を無効にするくらいはできるさ


このまま長期戦になるとスピリタスには不利だ
ロウビィの頭の中にフェーレンの言葉が蘇る

『スピリタスを守って欲しい』

(覚悟、決めるか…)
ロウビィは手をぐっと握りしめた

スピリタスの動きが止まる
ハルの口元に笑みが浮かんだ

「君は何の目的もなく、私が動き回っていたとでも思うかね?」
「俺の力を打ち消しつつも、自分の術で罠を張っていた……」
「その通りだ」

君の行動範囲制限と自爆機構無効化をさせてもらったのだよ

スピリタスはもはや、地面に描かれた陣の中でしか移動できない
自爆機構を封じられているのならば、自爆もできない

(やばいな)
ロウビィは笛を持つと、蜂を呼びだし、ハルに向かわせた

「蜂……??」まさか
「クズ」今使うな!!
スピリタスが牽制するものの時既に遅しだった

「ゴード盗賊団で蜂を操るのは、三柱のロウビィ」

ロウビィが手を構える
しかし、ハルが本当に相手の力を打ち消すのであれば、
ロウビィの持つ力だけでは不十分なのは分かっていた

普段戦闘に出ないロウビィが戦うとあって
ハルは情報の少なさに戸惑ったが、

或る程度の術師となれば、見れば相手の力の具合が分かる
ロウビィを外見で判断した結果、大した事はないとの結論に至った

(ロウビィが厄介なのは蜂を使い、どこでも情報が収集できるという事…
 戦闘においては、力にならない……)

「いいでしょう、ロウビィ君
 君が勝てば、スピリタス君は解放してあげよう」
但し、とハルは指を立てる
「君が負ければ、君も一緒に来てもらうよ」

「……いいだろう」
(やるしかない、俺がスピリタスを守らないと…)

カイルとウィンはカスアードの少年の方で手一杯のはず
こんな時に、呼び出せる訳がない


ハルが手を前にあげる
魔術の波動を感じたロウビィだったが、反応が一瞬遅かった

辺りに炎が広がる
しかし、何かがおかしかった

炎の一部がロウビィに当たる
熱さは感じるものの、火傷を負った形跡はなかった
(手が赤くない、髪も燃えていない、呼吸も苦しくない…)

「これは幻術か?」
「その通りだ」
熱さは感じるものの火傷は負わない、しかし


炎がロウビィに迫りくる
ロウビィとスピリタスとの間は炎が赤々と燃えあがっていた

「この熱さは本物だ」さて、
来れるものなら、来てみたまえ

来たところで、私に勝てるとは限らないがね

ハルの笑みが見える
スピリタスを助けたい、しかし、熱さを体は拒否している

さて、とハルはスピリタスに向かっていった

ロウビィが手を下し、顔を下げたのを、ハルは見ていた
「諦めたのかね?」
「まぁな」
「賢明な判断だ、ロウビィ君
 ただ、少しくらい、粘ってくれる事を予想していたのだがね」
見捨てられたな、スピリタス君

ハルがスピリタスを見ると、彼女は笑みを浮かべていた
「どうしたのだ、スピリタス君?」
勝利の女神とやらに「見捨てられたのはお前の方だな」
「何の事だね?」

不審に思ったハルがロウビィを見ると、
その瞬間にロウビィの方から強大な魔力の波動を感じ取った

「諦めたんだよ、このままじゃお前に勝てないって
 本気出さないとヤバいって」
ロウビィは手をダランと下に下げたまま、顔を上げる

先程までのロウビィとは何かが違う
(この感じは……)
「そうか、君は制御装置を付けていたのだね
 そして、それを今外した……が……」これは……

ハルの顔に汗が浮かぶ

ハルには覚えがあった
この何人をも凌駕する天才とも言える魔力の気配

「どこかで多分、会っているよな俺たち」俺は記憶ないけど

天才の前では全ての者が無力と化す
自称天才と、本物の天才

ロウビィはゆっくりと髪をほどいた
ハルの目が大きく見開かれる

「君は……ルアド=リシード様…………ッ」

深い眠りについていた天才が、今、目覚める……
------
この最後のシーンを書きたいが為だけに
緑色の砂を書いたといっても過言ではないかもしれない(笑)
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