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日々思うこととか、アニメの感想とか かなり気まぐれです ネタバレ要注意!
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帰り道、暗い中で虫の鳴き声聞いてたら、
もう秋か…とか思ってしまった

まだ、8月なのにね

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火炎がロウビィを包み込もうとした時、何か空気の切れるような音がした

はっ、とロウビィが振り向くと、そこには宙を舞う鉄球



「下がっていろ、クソガキ」
中性的な声が響く
鉄球の付いた棒を手にした痩身の少年が立っていた

「え、フェーレン??」

驚きで思わず呪文を止めたロウビィは
ただ突然現れたフェーレンに唖然とするばかりだった

「術など使う必要はない」俺が行く
フェーレン…「ゴードの軍師か」

いいだろう、来たまえ

熱っ、とロウビィが数歩下がると
代わりにフェーレンが前へと進み始めた

幻術とはいえ、辺りを焼き尽くさんとするばかりの炎
その中をフェーレンは表情一つ変えず進んでいく

「お、おい フェーレン」熱くないのか?
「このくらい、平気だ」
「えぇ!?」


ロウビィは試しに手を伸ばすも、
条件反射で手を引いてしまう

そんな中を歩くなんてとてもではないが考えられなかった

それはハルも同じの様で
今まで、炎の先に立っていたハルが数歩下がる

「所詮は幻術だな」
「何を言っているのだね、フェーレン君……」


「ニセモノだって言ってるんだ」この程度


フェーレンとハルの距離はもう短い

「そろそろ限界なんじゃないのか?」
「何を言い出すのだ、君は……」
「多少は熱さに反応しないように鍛えたようだが、その程度だ」

グッ、とハルが片膝をつく
術が弱った隙をスピリタスは逃さなかった

「所詮はクズか」
スピリタスが手を横に振ると、ハルの作りだしていた術が解かれる

元々人形のスピリタスが幻術の熱さにやられる事はない
何故か熱さが効かないフェーレンは歩を緩めない

「幻術を解け」もう限界なのだろう?
命を落とすぞ?


鉄球の棒を袖にしまったフェーレンは歩みを止める
スピリタスは術を解いたものの、そこから動かなかった


冷や汗が顔を伝って、地に落ちる
やっと、チェックメイトされたのは自分だとハルは悟った

「ここまでか……ッ」
「もうやめろ、ハル」

このタイプの幻術は術者自身にも影響する
長時間熱さに曝され続ける事が脳神経系に影響する事をロウビィも解った
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予想通りのこの展開です(笑)
あと少しで終わります

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