スタート

この頃コナンエンドレスになっています
作業中に突然歌いだすから危ないもんだ



またちょっと悩める時期になりました

う～ん、別に気にしなければいいだけの話なんだけれどね

－－－－－－

「ペットボトルを持ってきたのは…」
「中村（なかむら）君と石川（いしかわ）君だよ」
「選手なのに？」
「怪我をして試合には出れないんだよ」
確かに、中村さんは手に、石川さんは足に包帯を巻いている
「試合に出たいけど、出れないんでせめてもの協力がしたかったんだよ」
悪いか？そんな感じに石川さんは詰め寄ってきた
「石川君」
マネージャーの高橋さんが止めに入る
「2人とも一緒にペットボトルを持ってきたのか？」
空気を読まない海寺が割って入った
「はぁ？」
当然である
中村さんと石川さんは内心を隠さない反応をした

「彼は今、この事件を解決しようとしてくれているんだ
　協力しようよ」

どこから現れたのか、神崎さんの一言で2人はため息をついた
「別々にだよ」
「ほら、俺足怪我してるだろ？だからさ」
石川さんが自分の足を指差す「試合終了の十分くらい前に取りに行ったんだ」
「で、歩く速度が違うから別々に持ってきたんだよ」
中村さんが面倒そうに答えた


試合の中断したフィールドで俺たちは藤崎のベンチに座っていた
「どう？」
「う～ん、これといった事はないよな」
完全に手詰まりだ　もっと情報が欲しい
「でも調べることは調べましたよね」
立花さんも口に手を当て、考え込む
「そうだ久遠」
皇がふと何かを思いつく「ビデオ見るか？」
「ビデオ？」
「そうだ　それぞれのチームは今後の為に試合とかを
　ビデオに録画している
　せめてハーフタイムだけでも見てみないか？」

皇の言った通り、お互いのチームで録画をしていた
まずは事件の被害者、東雲中学

試合終了とともに神埼さんが自陣のベンチを離れ、
他のメンバーは各々が休息をとっている
そこへ、まずは中村さん、次にしばらくして石川さんがペットボトルを持ってくる

特に妙な動きはなかった

次は、俺たち藤崎中学
神埼さんが突如現れた為に、ビデオも東雲の方を向いていた
ペットボトルが配られ、中村さん石川さんにも渡される

そこへ高橋さんが神埼さんにペットボトルをもってくる
その直後に御手洗さんがまず倒れ、他の人もうずくまる

（アレ……？）
そういえば、この人なんで……



「犯人が、わかった…!?」
「シー、大きい大きい」
海寺の言葉に周囲の注目が集まる
「わかったって、どういう事だ？」
「おい、マジかよ」

時すでに遅し
どうすることもできない
まだ、コレと言った証拠もないというのに

「未完成でも構わない　教えてくれ久遠」
皇に説得され、更に引けない状況になってしまった


「……単純な事だ
　東雲のメンバーの中に犯人はいる
　そして共犯者が外部にいる
　脅迫状も恐らく、メンバーの1人が隙を見て置いたんだろう」
東雲側からざわつきが広がってきた

「東雲の数人には1人になる機会があった
　その瞬間に毒を入れたんだ」

「共犯者の方は誰なんですか？」
立花さんが呟くように言う
「いや、それはわからないままだ」
「わからない…ですか？」
「既に外に出て、証拠を処分していると思う
　でも犯人を突き止めれば、きっと」

そこへ先生2人が来る
「毒はニコチン中毒と言う事がわかった
　事件性も考え、警察へも連絡した」
ざわつきが広がった

「ニコチン…タバコか？
　そんなものを混入させるなんて…」
「その通りなんだろう？
　神埼さん？」

俺は神埼さんを見る
皆の注目が神埼さんに向かった
－－－－－－
犯人はお前だ!!

追記に続きを隠したことで、読んでくれる人はいるのだろうか？（笑）